ヤミ金問題を解決するには弁護士への相談がおすすめ!

ヤミ金問題を解決するには弁護士への相談がおすすめ!

ヤミ金の取り立てにお悩みではありませんか?
ヤミ金問題を解決するには弁護士への相談がおすすめです。

「弁護士に相談してもムダでは?」「ヤミ金業者を怒らせることになるのでは?」と心配される方もいらっしゃるでしょう。

今回は、ヤミ金問題でお悩みの方に向けて、「ヤミ金問題を弁護士に依頼するメリット」や「相談から解決までの流れ」を解説します。

借金問題の初回対面相談無料:仙台青葉ゆかり法律事務所

ヤミ金からの借金は返済する義務がない

ヤミ金からの借金は返済する義務がない

ヤミ金からの借金は、不法原因給付(民法708条)に当たるため、返済する必要がありません

不法原因給付とは、不法な原因による法律行為が無効となり、給付したものの返還を請求できなくなることを言います。違法な金利での金銭消費貸借契約は、不法原因給付により無効となるため、貸金の返還を請求できなくなります。

金利の上限を規定した法律は、利息制限法と出資法です。利息制限法では、元金の金額に応じて上限金利が定められています。

上限金利について
  • 元金の金額が10万円未満-年利20%
  • 元金の金額が10万円から100万円未満-年利18%
  • 元金の金額が100万円以上-年利15%

出資法では、一律20%を上限金利としています。

一方、貸金業法42条では、年利109.5%を超える金銭消費貸借契約を無効としています。貸金業法の規定からは、年利20%から109.5%未満の契約は有効とも考えられますが、利息制限法や出資法に違反する金利での契約も無効と考えるべきです。

つまり、年利20%を超える契約については、不法原因給付により無効となり、借金を返済する必要はありません。

ヤミ金問題を弁護士に依頼するメリット

ヤミ金問題を解決するには、弁護士に依頼すべきです。ヤミ金問題を弁護士に依頼するメリットとしては、次のものが挙げられます。

それぞれ詳しく解説します。

ヤミ金からの連絡・督促をストップできる

ヤミ金問題で債務者の頭を悩ませるのが、しつこい連絡や脅しによる取り立てです。

ヤミ金問題を弁護士に依頼すると、弁護士は通知書や電話ですぐにヤミ金に連絡を入れます。弁護士から連絡を受けたヤミ金は、口座の凍結手続きや刑事告訴されるのを恐れて、連絡や督促を止めるケースがほとんどです。

ヤミ金からの借金を返済する必要がなくなる

ヤミ金からの借金は、法律上、返済する必要はありません。しかし、債務者自身がヤミ金に法律上の主張をしても聞き入れてもらえないケースがほとんどです。

ヤミ金の返済義務を免れるのは、弁護士から不法原因給付の主張をしてもらうのが効果的です。

弁護士との交渉では、ヤミ金の常套手段である脅しが通用しません。弁護士に法律上の主張をされたヤミ金は、取り立てをあきらめるしかなくなります。

ヤミ金とのやり取りをすべて任せられる

弁護士にヤミ金問題を依頼したあとは、ヤミ金とのやり取りはすべて弁護士が窓口となります。債務者自身がヤミ金と連絡する必要は一切ありません。

弁護士に依頼したあとでヤミ金から連絡がきても、自分自身では対応せずに弁護士に連絡があった旨を伝えれば、弁護士が対応してくれます。

債務者自身がヤミ金とやり取りすると、虚偽の説明や脅しによる取り立てを受けてしまいます。ヤミ金に対して、返済義務がないことをしっかり主張するには、弁護士にやり取りを任せるのが安心です。

支払ったお金が戻ってくる可能性がある

ヤミ金に支払ったお金は、利息だけでなく元本も含めた全額について損害賠償を請求できます。

ただし、ヤミ金業者は弁護士が介入したあとに行方をくらますケースが多く、実際に回収できる可能性は低いでしょう。

ヤミ金問題の相談から解決までの流れ

弁護士にヤミ金問題の相談をしてから解決までの流れは、次のとおりです。

以下、順を追って解説します。

法律相談・委任契約の締結

弁護士との法律相談では、ヤミ金との金銭のやり取りがわかる資料を準備してください。法律相談の段階で弁護士費用や解決までの流れについて十分に確認したうえで、委任契約を締結します。

受任通知の送付

委任契約を締結したら、できる限り早い段階でヤミ金宛に受任通知を送付します。ヤミ金の事務所が不明な場合や、早急に取り立てを止めたいときには、電話で連絡することもあります。

受任通知や電話では、以降の窓口が弁護士になるので、債務者への直接の連絡をしないように求めます。

交渉

ヤミ金と交渉し返済義務がないことを伝えます。弁護士が代理人となった時点で、借金の回収をあきらめるヤミ金業者がほとんどです。

交渉の経過によっては、ヤミ金に支払ったお金が戻ってくることもあります。

口座凍結・刑事告訴

受任通知や交渉によってもヤミ金からの取り立てが止まらないときは、口座凍結や刑事告訴を行います。

口座凍結や逮捕のリスクを冒してまで取り立てを続ける業者は少ないので、この段階まで手続きが進むことは多くありません。

ヤミ金問題は早めに弁護士へ相談を

ヤミ金問題でお悩みの方は、早めに弁護士に相談してください。

ヤミ金問題を放置すると、法外な利息を支払い続けるだけでなく、しつこい取り立てで精神的にも肉体的にも大きな負担がかかってしまいます。

弁護士に依頼すれば、ヤミ金問題はすぐに解決できるケースがほとんどです。厳しい状況から1日でも早く抜け出すために、早めの相談をおすすめします。